Porker導入事例
ご利用者様の声
プロジェクト関連
2020年よりPorkerを導入いただいている千葉県の有限会社ジェリービーンズ取締役 内山知佳様にお話しをうかがいました。
従業員がスマホでデータを確認し、課題を共有。
作業効率と成績が向上
従業員でデータ共有ができる生産管理ツールを探していたのですが、スマホ対応しているのはPorkerだけ。従業員が、いつでも、どこでもデータの確認と操作を行えるようにしたかったので、Porkerに決めました。 以前使用していた生産管理ツールは特定のPCからしか入力・確認ができなかったため、野帳からの入力に1日2~3時間かかっていました。また、事務所のPCで事前に豚舎のデータをプリントアウトしてから豚舎の見回りをしなければならず、かなりの手間でした。Porkerは従業員が現場でスマホからデータの確認ができるため、作業の合間に入力作業を行い、現場の課題を各自で把握することができます。
従業員が仕事を自分事と捉えるようになった
従業員が自主的にスマートフォンやタブレットで成績を確認するようになりました。これまでは私が豚の管理方法について現場従業員に指示することがほとんどだったのですが、Porker導入以降はデータをもとに反論されることもがあり、従業員と議論ができるようになりました。また、ある従業員は長期休暇中、豚舎の様子を知りたくてPorkerのデータを確認していたらしく、数字が悪くなると「なんで!?」と連絡が入ってきて驚きました。休暇は、きちんと休んでほしいのですが・・・それくらい自分事として仕事に取り組んでもらえるようになりました。異常に気付くことができれば、行動に移せます。異常を見つけたら、その場で決断、判断、決断していかないと、手遅れになることが多いので、もっとデータによって異常に気付ける人を増やしたいと考えています。
離乳頭数が11頭→12.5頭に増加
Porkerは繁殖成績を入力すると自動で集計・分析され、各種レポートで確認することができ、ダッシュボード画面では現在の母豚頭数、産次の分布、注意母豚数等が数字や棒グラフで表示されます。豚舎内にいながら現場のデータを確認することができるので、効率的に作業できるようになりました。また、従業員の成績に対する意識がされたこともあり、導入してから離乳頭数が11頭から12.5頭へと成績が向上しました。(2020年~2022年)
また、飼料を変更した時、成績が変わったことにすぐ気付くことができました。実績を数字で伝えられるため、飼料メーカーに相談しやすくなることもメリットです。1頭ではなく、0.1頭の成果を求める業界。飼育も経営方法も最新情報を追っていかないと世界と戦っていけません。
導入後も安心のサポート体制

担当営業マンの対応の良さも導入の後押しになりました。定期的に使用状況を確認する連絡がきて、改善してほしい部分を伝えるとPorkerへどのように反映すればよいか、開発技術者と共に検討してくれます。 先日は、スマホでの閲覧と操作性についてリクエストしました。各部署が必要な情報だけ入力できたり、データをピックアップできたりすれば、もっと使いやすいと思って。弊社では、大事な情報をプリントアウトして、全員の目につく場所に貼りだしています。そういう感じで「見る手間」が省けるようなスマホ画面にしてほしい!と強くリクエストしています。 弊社では、年間目標を達成すると皆でお祝いのケーキを食べるのですが、Porker導入後は毎年ケーキを食べていますこれからもお祝いができるよう、Porkerの機能や操作性のアップデートに期待しています。
養豚のイメージを変えて、若い人に選ばれる職場に
私は、養豚の仕事が大好きです。弊社のスローガンである”安全・安心・おいしさ、そして未来への挑戦”を実現するために、生育環境や餌、健康管理に細心の注意を払っています。大切に育てた豚をよりおいしく食べていただくために、直営の食肉加工場を立ち上げ、精肉だけでなく加工品も開発しています。労働環境改善のための新しい技術や設備も取り入れながら養豚のイメージを変えて、若い人たちに選ばれる職場にしていきたいと考えています。
所在地 | 千葉県多古町 |
農場名 | 有限会社ジェリービーンズ https://jb-farm.jp/index.html |
導入時期 | 2020年 |
国産飼料にこだわり、高品質の豚肉を生産する養豚業界のリーディングカンパニー、 有限会社ブライトピック千葉。
2022年10月よりPorker、Porker Connectを導入いただいているGP農場 大平 峻 場長にお話しを伺いました。
場長同士の話し合いでPorker導入を決定
Porker導入以前は、現場で台帳に記入した情報を事務所でパソコンに入力していましたが入力作業に時間がかかって・・・。複数の繁殖農場の場長や責任者で業務効率改善について話し合い、Porkerの導入を決定しました。従業員のスマホで入力・データ確認ができる、離乳や分娩関連の情報が一括入力できるなどPorkerを使うことで日々の作業負担が軽くなったと実感しています。日本語を勉強中の外国人実習生も画面を見て直感的に操作できるので、ソフトウエアの使い方を教える手間が省略できるのもいいですね。
GP農場には、農場内の希望する箇所にネットワークを敷設するPorker Connectも導入しました。敷地がかなり広く、豚舎と豚舎も離れているのですが、通信状況は快適で問題なく利用できています。LINE通話ですぐに連絡が取れるようになったのは助かりますし、現場でデータ入力できるのは本当に楽。例えば、デジタル野帳「母豚の場所設定」。母豚を移動した場所をその場で入力できるので、ミスもなくなり、事務所まで移動して入力作業をする手間も時間も短縮できました。
他農場との情報交換が円滑に
当社は繁殖農場が複数農場ありますが、各農場の成績をPorkerで確認しています。データを共有することで改善につながるポジティブな話し合いができるようになりました。数字が良くなれば何をしたのか聞き、悪くなれば何があったのか聞き。私が見ているということは、他農場からも見られているということ。「変な数字は出せないぞ・・・!」というよい緊張感につながっています。
Porkerの満足度、今後の期待を込めて★4つ!
導入後は、担当営業マンのサポートを受けながら運用方法を確認し、疑問点、改善希望なども話し合っています。改善要望を伝えたら、すぐに改訂版を持ってきてくれました。Porkerは、これからもっと使いやすくなると思うので・・・現在の満足度は星4つ。伸びしろに期待を込めた星4つです。
仕事の楽しさ=成果を出すこと
私は新卒で入社し今年で勤続11年。はじめは肥育(出荷)、次に繁殖を担当しました。入社当初は手書きの台帳ですべてを管理して、マンパワーで業務を回していましたが、設備の自動化や作業の効率化が進み、働く環境はずいぶん変わったと感じます。現場担当のころは自分のアイディアを実行し良い豚を育てること、成績を上げることにやりがいを感じていましたが、場長となった現在は、人の育成も重要な仕事になりました。ノウハウの継承はもちろん、従業員一人一人の個性を把握して強みを伸ばしていくことにも注力しています。GP農場では、Porkerの分析機能で出る成績を一覧にして結果の分析、対策の検討を行っているのですが、成績が数値で現れるので従業員の責任感が強くなったと感じます。HACCPの話し合いにもPorkerの情報を活用しています。
国産飼料にこだわった当社の豚肉は本当に美味しくて。良い豚を育てて美味しい豚肉を提供するためには、働く人を集める必要があり、そのための労働環境の整備も進めています。養豚業界の3Kのイメージを改めるためIoT化を進めて毎日の業務を効率化したり、業務計画を立てて有給休暇を取りやすくしたり。PorkerやPorker Connectの導入はその一環です。 仕事は仕事、休みは休み。休みを楽しめないと、いい仕事はできません! IoTの活用で豚に向き合う時間を確保し、現状をどう改善するか考え、業務に落とし込んでいく。成果を上げることで仕事の楽しさを感じられる、働きたい人が集まる職場にしたいですね。
所在地 | 千葉県銚子市 |
農場名 | 有限会社ブライトピック千葉 GP農場 https://brightpig.co.jp/ |
導入時期 | 2022年 |
2021年よりPorkerを導入いただいている藤野屋ファーム 甲斐 昇一郎 社長にお話しをうかがいました。
リアルタイムの情報確認で問題発見のスピードがアップ、
適切な対処が可能に
これまで各農場から1カ月ごとにFAXで届いていた報告書が、Porkerによってリアルタイムのデータとして確認できるようになりました。現場に出なくても、農場の状況がいつでも把握できます。
従業員全員がPorkerを使えるので、従業員自らが問題を発見・解決できるようになりました。
例えば、妊娠鑑定の結果は100%現場で入力しています。空胎の母豚情報をリアルタイムで確認をすることができるため、飼料の無駄食いを減らすことができるようになりました。
問題発見のスピードが上がり、従業員のモチベーションアップにつながっています。
所在地 | 大分県竹田市 |
農場名 | 株式会社藤野屋ファーム https://www.fujinoyaweb.co.jp/ |
導入時期 | 2021年 |
2020年よりPorkerを導入いただいている茨城県 山西牧場 倉持 信宏 社長にお話しをうかがいました。
DXで単純作業を省力化し、豚に手をかける
母豚の管理に活用し、改善効果を感じています。投薬管理や分娩回数、離乳までの日数、生存産子数などのデータの蓄積から全体の成績を確認。成績分析や要因分析機能で、知りたかった数値がすぐわかるようになり、母豚の状態が見える化。
Porkerをスマホで操作、その場でデータ登録
効率的な管理ができるようになり、平均の離乳頭数が約8%増えました。
防疫の状況から豚舎間の移動が容易にできないので、クラウド上で豚舎ごとの情報を確認・共有できるのはとても便利。作業記録の引継ぎなどの単純作業をDXで省力化し、豚に手をかける時間が増えました。
今後のEco-Porkには、これまで見えなかった部分を見える化してくれる製品の開発を期待しています。
所在地 | 茨城県坂東市 |
農場名 | 株式会社 山西牧場 https://yamanishifarm.com/ |
導入時期 | 2020年 |
千葉県庁プロジェクトによる生産者(母豚数230頭:運用費15.2万円相当)へのPorker導入改善効果測定において年約150万円(実証結果による試算)の売上改善効果
令和2~3年度のスマート農業実証実験では、実証農場(母豚数600頭:運用費39.6万円相当)において、2年間で離乳頭数3.5頭/母豚/年、売上換算で7,980万円(実証結果による試算)の増加を達成。
【対策】
・分娩腹数の確保(84クレート)
・更新率の一定化
・母豚成績に基づく廃用基準への更新
⇒Porkerを活用したPDCAサイクルの実行により、上記を実現
付随効果として、記録負担は1/10に削減