綿半とEco-Porkが資本業務提携を締結

2024.04.09

Press

綿半ホールディングス株式会社(本社:長野県飯田市、代表取締役社長 野原 勇、以下「綿半」)とEco-Porkは、両社で資本業務提携を締結いたしました。

養豚業において、人手・後継者不足や環境負荷の高さ等の課題を抱えているなか、畜産の生産性と資源効率を改善し、持続可能な産業にしていくことが求められています。
そのような中、AI・IoT等の活用により養豚業のDXを支援するEco-Porkと、養豚事業を展開する綿半が手を組み、【スマート技術による現場の省力化】と【環境に配慮した循環型】の新たな養豚モデルを構築し、地域産業の活性化を図ることを目的に、資本業務提携の締結にいたりました。 

Eco-Porkは、養豚事業者向けに、AI・IoT等のデータ技術を活用した生産管理システムの開発・提供をしています。農場作業の進捗や飼養状況を管理・データ化する養豚経営支援システム「Porker」や、豚舎の温湿度・給水設備、豚の様子等を遠隔でモニタリングできる「Porker Sensor シリーズ」、複数豚の一括体重測定「AI豚カメラ」等を開発し、これらを組み合わせることで現場の省力化を図り、養豚業の生産性向上を支援しています。

また、Eco-Porkは経済産業省が運営するインパクトスタートアップ育成支援プログラム「 J‐Startup Impact 」に選定されております。
インパクトスタートアップとは、社会的・環境的課題の解決や新たなビジョンの実現と、持続的な経済成長をともに目指す企業であり、岸田政権が掲げる「新しい資本主義」の考え方を体現する存在として注目されはじめています。経済産業省ではインパクトスタートアップに対する認知向上や支援の気運醸成に向けて、潜在力の高いインパクトスタートアップへの集中支援を行う「J-Startup Impact」を2023年に新設し、ロールモデルとなることが期待される30社の中の1社としてEco-Porkが選定されました。

養豚経営支援システム「Porker」による当社DXシステムの概念モデル

綿半は、2022年より綿半ファーム株式会社として養豚事業に参入し、現在は長野県千曲市の農場で生産した豚を県内の店舗へ出荷しています。『安心・安全な豚肉』をお客さまへ提供するため、家畜の健康をサポートする天然植物由来の飼料添加物の研究開発を進めるほか、長野県麻績村で飼料米の生産等にも取組んでいます。
今後、出荷量を拡大し、将来的には店舗で販売する国産豚肉を自社で賄える年間6,000頭の出荷を目指していくなか、2024年度中の完成を目標に筑北村豚舎の新設を進めています。

◆新豚舎の構想
・スマート技術による現場の省力化
Eco-Porkの保有するスマート農業技術を活用し、温湿度、換気状況等の豚舎環境の遠隔管理や、AIカメラによる豚の健康管理等を取り込むことで、現場の省力化を図ります。

・環境に配慮した循環型施設

豚舎の建設に木造建築を採用し、太陽光発電を設置するほか、飼料において、店舗や食品工場の残渣の活用や、豚糞を施設内で堆肥化して飼料米の肥料に利用するなど、環境に配慮した循環型施設を目指します。

綿半ホールディングス株式会社 https://watahan.co.jp

本社 : 長野県飯田市北方1023-1  綿半本社ビル
設立 : 1949年2月18日(1598年創業)
代表者 : 代表取締役社長 野原 勇

株式会社Eco-Pork https://eco-pork.com
本社 : 東京都千代田区神田錦町3-21-7
設立 : 平成29年11月29日(平成で一度の“ニク・イイニクの日”)
代表者 : 代表取締役社長 神林 隆

 

 

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