養豚経営管理ツール「Porker」が 2023年1月に新導入される枝肉規格改正に対応

2022.11.29

Press

美味しさ成分「オレイン酸」など体組成データ記録で、豚肉の”美味しさ”見える化を後押し

株式会社Eco-Pork(所在地:東京都墨田区 代表:神林隆)は養豚経営管理ツール「Porker」が、2023年1月から改正される豚枝肉取引新規格へと対応させる開発を開始いたしました。

Porkerメニュー画面

 

◆ 枝肉取引規格とは
豚の枝肉取引規格は(公社)日本食肉格付協会の定める規格で、26年ぶりの改正が行われます。今回の改正で、格付の各等級の重量範囲を引き上げるとともに、豚枝肉での美味しさの成分と言われるオレイン酸などの脂肪酸組成の測定結果の提供も始まります。牛肉のA5ランクなどのわかりやすい基準があるなか、豚肉も消費者がスーパーで手に取るお肉が「どのような等級で、どういった成分を含むか」といった情報がすぐに分かる、そんな未来に一歩近づく規格改正です。

規格改正による変更点((公社)日本食肉格付協会の資料より)

◆ Pokerの新規格対応の開発
Porkerが新規格に対応することで、次の3つの機能を備えることになります。
①美味しさの判断基準となる体組成データの記録
②新規格に対応した出荷体重管理を自由に設定
③Porkerユーザー間同士や全国平均値との比較

近年の飼料高騰が養豚農家の経営を圧迫するなか、美味しい豚を生産することがきちんと評価されることになれば、従来にも増して魅力的な美味しい豚肉を市場に提供され、農家は適正な利益を得ることができるようになるものと期待されます。今回の規格改正とPorkerの対応は、そのきっかけになると考えています。対応完了は2022年2月頃を予定しており、Porkerユーザーは追加費用なくこれらの機能をご利用いただけます。

 

参考)
公益社団法人日本食肉格付協会「豚枝肉取引規格の改正について」
www.jmga.or.jp/assets/commons/doc/kikakukaisei_tesuryokaitei.pdf

Porkerとは

養豚DXを実現する経営管理ツールです。分娩から出荷までの全過程をクラウド上に記録し、農場で生育している豚の数、生育状況、豚舎の温度管理などといった情報を見える化。生産性改善へと繋げます。CO2/温湿度センサーやAI自働体重測定カメラなどと連携して、業務効率化・作業省力化も支援します。2022年10月時点の国内シェア9.2%、導入農家の平均売上改善率 7% /年。

Porker温湿度管理画面

体重測定イメージ

体重管理画面

Eco-Pork

”食肉文化を次世代につなぐ”を企業理念に掲げ、世界40兆円市場である養豚の、データによる持続可能化に取り組むアグリテック企業。養豚経営管理ツール「Porker」および関連IoT機器を開発・販売する。東京都「令和2年度 第1回 革新的サービスの事業化支援事業」、経済産業省「グローバル・スタートアップ・エコシステム強化事業」(2021年度)、農林水産省「令和2年度・令和3年度/令和4年度・令和5年度 スマート農業実証プロジェクト」などに採択される。https://eco-pork.com/

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