Eco-Porkが参画する農水省スマート農業実証プロジェクト 「データ活用型スマート養豚モデルの実証」事業が完了

2022.07.12

Press

生産性13.8%向上の成果を達成

~生産頭数13.8%(売上換算7,980万円)の向上を支援~
株式会社Eco-Pork (所在地:東京都墨田区、代表取締役 神林 隆、以下Eco-Pork)は、農林水産省スマート農業実証プロジェクト「データ活用型スマート養豚モデルの実証」に実証開始当初より参画しており、実証事業の終了時評価にて目標通り成果達成と評価を頂きましたので、お知らせいたします。

「データ活用型スマート養豚モデルの実証」について

本実証は、養豚の生産から出荷に関わる各種先端技術を導入し、データを蓄積・活用することで技術面・経営面から最適な生産体系の構築を目指し、国際競争力強化に向けた養豚経営モデルを実証する取組です。当社は、養豚業に関わるデータを一元化・分析し養豚経営判断をサポートするICTソリューション「Porker」及びIoTセンサー(飼育環境測定器)を提供することで生産量向上の実証を行うとともに、各種ハードウェアとのデータ連携基盤の開発を行いました。

構成員:国立大学法人鹿児島大学(代表機関)、株式会社Eco-Pork、NTTテクノクロス株式会社、鹿児島県経済農業協同組合連合会、農事組合法人清和畜産、株式会社田中衡機工業所、トヨタ自動車株式会社

実証成果について

  1. Porkerによるデータ分析により、1母豚※あたりの年間生産頭数3.5頭向上(13.8%増)、売上換算7,980万円の向上に貢献しました。
  2. IoTセンサーによる環境センシングデータとPorkerをデータ連携し、豚の疾病予防に貢献しました。

※母豚とは食肉用の豚を生産する母親の豚を指します。

↑​プロジェクト前後で13.8%の改善が認められました。

 

↑環境情報センシング(豚舎内温度・湿度・空気熱量、外気温湿度)

 

↑生産性の低い母豚抽出/アラートレポート

 

↑分娩状況進捗レポート

 

実証成果に対する評価コメント概要

  • 千葉県では豚の分娩頭数、離乳頭数、母豚回転率については、⽬標を上回る成績を実現している。
  • 鹿児島県では豚熱の発⽣で種豚を⼗分確保することができず、適切な評価が困難であった。
  • データ収集については必要なデータが収集されており、実証で⽣じた課題についても的確に分析、その対応策も検討されている。

今後の展開について

当社は、本実証を通じて実証完了したICT/IoT/AIの技術を活用し、養豚生産者の皆様や豚肉市場の課題解決に今後も邁進して参ります。

(参考)

養豚経営管理システム「Porker(ポーカー)」とは
養豚の生産管理の根幹となる繁殖から出荷に至る各種データを統合管理し、分析結果から養豚経営のカイゼンを支援するシステムです。農場で生育している豚の数、生育状況、豚舎の温度管理などの手書き管理をしていた業務をデジタルに置き換えるだけでなく、養豚のBIツールとして各種センサーと連携し、業務効率化・作業省力化も支援します。

 

​■株式会社Eco-Porkについて

会社名: 株式会社Eco-Pork 代表取締役 神林隆
設立:     平成29年11月29日
HP:        https://www.eco-pork.com/
所在地:(東京オフィス)  東京都墨田区横川1-16-3
                (鹿児島オフィス) 鹿児島県姶良市平松7659

<本件の問合せ先>

info@eco-pork.com

 

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